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2004年第1回ネット銀行ランキング  2004/2


【評価基準について】
  • 評価はストック・リサーチ独自の評価基準に基づいています。
  • 決済サービス・コスト・金利や資産運用関連のコンテンツ・取扱商品・機能・サポート・店舗/ATMの利便性などを中心にネット銀行を評価しています。
  • ランキングは総合ランキングと投資家のタイプ別に作成しています。
  • ポイントは10点満点です。

  1.総合ランキング  2.決済サービス重視派ランキング
  3.コスト重視派ランキング  4.資産運用サービス重視派ランキング


 総合決済サービス重視派コスト重視派資産運用サービス重視派総評
1.総合ランキング

<評価のポイント>

振込・引出手数料、口座維持手数料などのコストや利用できるATM、ショッピング決済や振込の利便性等ネットならではのサービスを若干重視し、その他金利、資産運用のためのツールやコンテンツ、ローンの申込が可能か、損害保険があるか、電話サポートは充実しているか、などを加えて総合評価した。


順位 銀行(支店)名 URL ポイント 前回順位 前回との比較
1 UFJ銀行
インターネット支店
http://www.ufjbank.co.jp/netbranch/ 8.5 1
2 三井住友銀行 http://direct.smbc.co.jp/ 8.2 4 ↑2
3 みずほ銀行
インターネット支店
http://www.mizuhobank.co.jp/netbranch/index.html 7.7 2 ↓1
3 ジャパンネット銀行 http://www.japannetbank.co.jp/ 7.7 3
5 UFJ銀行 http://www.ufjbank.co.jp/ 7.6

上位3位のサービスと評価のポイント
1位 UFJ銀行
インターネット支店
前回に続き、総合1位を獲得。決済、コスト、資産運用ランキングすべてで5位以内に入る。利用できるATMが豊富で(郵貯・24時間利用できるコンビニATMなど)リアル面の利便性も高い。インターネット支店専用の総合口座「オールワンe」(利用料315円/月、残高10万円以上で無料に)の特徴は手数料優遇の幅が広いところ。一部口座残高の条件はあるが、ATM利用料だけでなく振込み手数料も優遇される。預入資産50万円以上で他店宛が無料、他行宛が半額になる。ただし、振込先に事前登録先・簡易登録先というユーザーにはわかりにくい区別があり、事前登録先の変更に日数(3営業日)を要するなど機能面で改善の余地がある。
2位 三井住友銀行 三井住友銀行は、24時間利用できるコンビニATMの数がもっとも多く、振込み関連の機能が充実している点が大きな特徴。たとえば、当日振込の締切時間が17:30までと長く(通常は14:30、15:00など)、既存銀行の中では珍しく振込み予約ができる。ただし、コスト面の優遇サービスは少ない。One'sPlusというサービスを申し込むことでATMの時間外手数料が無料になる点は評価できるが、その他のコストについては、優遇の条件が厳しい。コストを削るには、住宅ローン残高や預金残高などによって溜まるポイントを手数料に充てることになるのだが、例えば残高100万円以上で1ヶ月1ポイント=5円削減できる程度。残高のみではポイントはためにくい。
3位 みずほ銀行
インターネット支店
みずほ銀行インターネット支店は旧「エムタウン支店」。2003年9月に名称を変更するとともに、みずほ銀行と同じ「みずほダイレクト」でサービスを提供するようになった。みずほ銀行(の他支店)との主な違いは、ATMの時間外手数料は無料であることや3万円以上の振込手数料が安くなる点(9月30日まで)。また、手数料や金利が優遇される「みずほバリュープログラム」というサービスは利用できない。
3位 ジャパンネット銀行 ネット専業銀行の中ではもっとも既存銀行に近い使い方ができる銀行。公共料金の引き落としも可能であるため、メインバンクとして利用してもよいだろう。10万円程度の預金残高があれば、口座維持手数料やATMの利用料が1回無料になるなど、少額の預入から手数料の優遇があるのも魅力といえる。

 
総合決済サービス重視派コスト重視派資産運用サービス重視派総評
2.決済サービス重視派ランキング

<評価のポイント>

振込に関するサービスとショッピング決済を支援するサービスの利便性のバランスで評価した。振込に関するサービスは、振込手数料や当日扱いになる締切時間、振込期日の指定ができるか否か、振込先登録の件数、振込画面の使い勝手などで、ショッピング決済支援サービスは、ネット上で使えるデビット決済サービスの有無と使い勝手、決済サービスが利用可能な店舗の数・多様性などである。特定のサイト(ネット証券会社など)との提携により振込手数料が無料になるサービスも含まれる。


順位 銀行(支店)名 URL ポイント 前回順位 前回との比較
1 ジャパンネット銀行 http://www.japannetbank.co.jp/ 9.1 1
2 イーバンク銀行 http://www.ebank.co.jp/ 8.2 4 ↑2
3 三井住友銀行 http://direct.smbc.co.jp/ 8.1
3 UFJ銀行
インターネット支店
http://www.ufjbank.co.jp/netbranch/ 8.1 2 ↓1
5 東京三菱銀行 http://direct.btm.co.jp/ 7.8

上位3位のサービスと評価のポイント
1位 ジャパンネット銀行 ジャパンネット銀行の口座同士なら24時間リアルタイムで決済でき、リンク型決済が利用できる提携サイトも多いため、ネットショッピングや証券会社の決済に利用しやすい。振込先の登録件数の多さ(99件)や、振込日の指定ができるといった振込機能も高く評価できる。
2位 イーバンク銀行 イーバンク銀行も利用できるショッピングサイトが豊富でイーバンク間なら24時間リアルタイムで決済ができる。しかも個人が振り込みを行う場合、手数料は無料。また、メールアドレスさえわかれば送金ができる「メルマネ」や請求機能なども評価のポイントとなった。
3位 三井住友銀行 三井住友銀行は、ネット上で提供している振込機能が高く評価できる。振込限度額が大きいだけでなく、金額や振込口座をネット上で即座に変更できる。10営業日先までの振込予約も可能。また、通常インターネットでの振込みはATM上の振込みと異なり、相手先の口座番号と名前が確認されないが、同行は、自行間、そしてUFJ銀行への振込みについては確認されるので、(まだ2行だけとはいえ)ネット上でも安心して手続きができる。
3位 UFJ銀行
インターネット支店
UFJ銀行インターネット支店は、振込手数料の優遇サービスが多いのが特徴。(例:口座残高50万円以上で振込手数料が月3回まで無料または半額。残高に関係なく家族口座(UFJに限る)宛の振込み手数料が無料)。また、ネットEDIというリンク型決済サービスもあり、この決済サービスが使える提携サイトも増えている。ただし、都度振込み先への振込み限度額が100万円と小さいことや、限度額の大きい事前振込先の登録に時間がかかる点は改善してほしいところだ。

 
 総合決済サービス重視派コスト重視派資産運用サービス重視派総評
 3.コスト重視派ランキング

<評価のポイント>

振込手数料や引出手数料などのコストや無料で利用できるATM、口座管理手数料の有無など、コスト面のサービスをポイントにしている。


順位 銀行(支店)名 URL ポイント 前回順位 前回との比較
1 新生銀行 http://www.shinseibank.com/ 10.0 1
2 スルガ銀行
ソフトバンク支店
http://www.surugabank.co.jp/softbank/ 7.7 2
3 ジャパンネット銀行 http://www.japannetbank.co.jp/ 7.3 3
4 UFJ銀行
インターネット支店
http://www.ufjbank.co.jp/netbranch/ 7.2 4
5 みずほ銀行
インターネット支店
http://www.mizuhobank.co.jp/netbranch/index.html 7.0

 
上位3位のサービスと評価のポイント
1位 新生銀行 口座管理手数料、ATM利用料、振込手数料すべてが口座残高等の条件なしで無料。口座管理手数料と他行ATM利用料(コンビニATM含む)については、2003年3月で無料キャンペーンが終了する予定だったが、その後も無料サービスが続いている。したがって、ATMで入出金を行い(振込みはしない)、インターネットで振込みを行う、という使い方をすれば、一切手数料はかからない。よって、今回は10点満点を獲得し、1位となった。
2位 スルガ銀行
ソフトバンク支店
口座維持手数料が無料で、ATM利用料も口座開設後3ヶ月は自行・他行とも無料になる。3ヶ月経過後も、預金残高50万円以上またはローン残高があるなどの条件付きで無料。また、これとほぼ同じ条件で他行宛振込み手数料も振込金額にかかわらず一律210円になる(通常手数料は315円または420円)。他行ATM利用料(コンビニATM含む)が無料になる条件を設けている銀行の中では、預金残高50万円という条件は、比較的満たしやすいといえるだろう。
3位 ジャパンネット銀行 口座維持手数料は105円/月だが、預金残高10万円以上、口座への振込入金の金額が3万円以上・回数なら2回以上・口座からの振込回数2回以上、ローン残高ありなどの条件で無料になる。また、ATM利用料も預金残高の額や振込み回数などによって1回〜6回無料となる。たとえば3回無料になるのは、預金残高では30万円で比較的ハードルは低い。
振込手数料に関しては、月5回まで無料という優遇が受けられる条件が預金残高3000万円以上と厳しい。ただし、他行宛の振込手数料は比較的安め(262円)といえる。



 総合決済サービス重視派コスト重視派資産運用サービス重視派総評

 4.資産運用サービス重視派ランキング

<評価のポイント>

金利の高さと投資に関するツールやコンテンツが豊富さ、投信の本数、外貨預金の通貨の種類、その他の品揃えなどを中心に資産運用サービスの充実度で評価している。


順位 銀行(支店)名 URL ポイント 前回順位 前回との比較
1 ソニー銀行 http://moneykit.net/ 8.4 1
2 UFJ銀行
インターネット支店
http://www.ufjbank.co.jp/netbranch/ 8.0 2
3 新生銀行 http://www.shinseibank.com/ 7.5 5 ↑2
4 UFJ銀行 http://www.ufjbank.co.jp/ 7.2
5 三井住友銀行 http://direct.smbc.co.jp/ 7.1

 

上位3位のサービスと評価のポイント
1位 ソニー銀行 ネット専業ながら、円預金だけでなく、外貨預金(5通貨)、投資信託、住宅ローンなど取扱い商品が幅広いことが特徴。外貨預金のサービス、投資シミュレーションツール「アドバイスエンジン」の提供、円預金の金利の高さ(イーバンク銀行に次いで2位)などで高いポイントを獲得した。特に外貨関連のサービスは他行より充実しているといえる。ドルの為替手数料は片道25銭と都市銀行の一般的手数料の4分の1であり、市場のレートが10銭変動すると交換レートも変動するという市場に近い為替レートも魅力だ。
2位 UFJ銀行
インターネット支店
既存銀行はネット専業銀行と比べ品揃えが豊富であることが強みである一方、金利はネット専業よりも低めというのが一般的である。しかし、同支店は、円、外貨とも他行よりも金利が高い。円預金はネット専業よりは低いが、都銀の中では1〜2位、ドルの定期はネット専業を抜きもっとも高い。ネット専用支店であっても通常の支店と同様の品揃えでかつ高金利というレベルの高いサービスが評価のポイントといえる。
3位 新生銀行 通常の円預金や外貨預金の金利は都市銀行などとほぼ横並びであるが、高金利の定期預金や外貨預金なども扱うなど預金だけでも商品のバリエーションが豊富。また、投信もネット上で購入できるようになった。外貨取引が24時間可能でレートは市場連動型である点も高く評価できる。

 

 総合決済サービス重視派コスト重視派金利・資産運用サービス重視派総評
 2004年第1回ランキング総評

 今回のネット銀行ランキングは2003年12月末までのサービスを基本とし、キャンペーンによる優遇サービスは、ランキングの発表後も続くもの(今回は2004年3月末までが基準)についてはそれらを加え、評価している。
 
 このランキングは、銀行で提供するサービスのうち何を重視するかというユーザーのタイプ別に、「決済サービス重視派」「コスト重視派」「資産運用サービス重視派」の3つにカテゴリ-を分けている。
 「決済サービス重視派」は、ネットショッピングや証券会社での資金決済に利用できる決済サービス、振込(決済)可能時間、振込先の登録件数、振込可能限度額、そして振込にかかるコストなど、振込手続きの利便性などで評価している。
 「コスト重視派」は、振込手数料・ATM利用手数料、口座維持手数料、そしてコストの優遇サービスの有無とその内容などで評価している。
 「資産運用サービス重視派」は、金利の高さや金融商品の充実度、資産運用のシミュレーションツールといった資産運用サービス全般、各種ローンの取扱いと手続きのしやすさなどを評価した。
 これら3つのカテゴリーに含まれる項目と、利用できるATM(自行・他行・コンビニATM)、電話サポート時間などリアル面の利便性、ネット上で提供している機能・使いやすさ、損害保険(ネット上の被害に対する補償)の有無なども含めた総合的評価として「総合ランキング」を出している。


 なお、評価の対象は、都市銀行のインターネットバンキングサービス、ネット専用支店、ネット専業銀行、シティバンク、新生銀行、アイワイバンク銀行としている。

 対象銀行一覧
都市銀行その他 ネット専業支店 ネット専業銀行
・東京三菱銀行 ・みずほ銀行 ・UFJ銀行インターネット支店 ・イーバンク銀行
・三井住友銀行 ・UFJ銀行 ・みずほ銀行インターネット支店 ・ジャパンネット銀行
・りそな銀行 ・埼玉りそな銀行 ・スルガ銀行ソフトバング支店 ・ソニー銀行
・新生銀行 ・アイワイバンク銀行*
・シティバンク、エヌ・エイ  
*アイワイバンク銀行は、インターネットとATMによるサービスを行っているため(店舗がないため)、ネット専業銀行に入れている。
  
 今回も、総合ランキングでは既存銀行のネットバンキングサービスやネット専用支店がほぼ上位を独占し、ネット専業銀行ではジャパネット銀行が3位に食い込むという結果となった。利用できるATMや品揃え、サービス内容全般のバランスではやはり既存銀行が強いといえる。その中もバランスのよさが際立つのが1位のUFJ銀行インターネット支店。都市銀行ならではの豊富な機能(預金・振込・ローンなど)や品揃え、利用できるATM、コストとすべての分野でバランスのよくポイントを獲得した。同支店がバランス型とすると、三井住友銀行は機能充実型といえる。ネット銀行で提供されるサービスのうちもっとも便利なのは、振込や残高照会だろう。同行はこの部分でもっともきめ細かいサービスを提供しているといえる(詳細は「決済サービス重視派ランキング」参照)。
 
 決済サービス重視派ランキングでは、24時間リアルタイムで決済が可能なネット専業銀行が上位を占めた。なかでもリンク決済やデビット決済ができ、提携サイトも多いジャパンネット銀行が1位となった。
 現状では決済関連でネット専業が強いが、既存銀行も侮れない。3位のUFJ銀行や5位の東京三菱銀行もリンク型決済の提携サイトを急速に増やしており、リンク型であれば24時間決済ができるサイトもあるなど、ネット専業銀行にサービスが追いつきつつある。通常の振込でも、三井住友銀行や東京三菱銀行は当日扱いになる振込の締切時間がそれぞれ17:30、19:00までと遅い。この締切時間を延ばし、他支店宛の振込手数料を無料あるいは値下げをすれば、決済関連のサービス内容はネット専業銀行とほぼ並ぶことになる。今回はランク外となった「りそな銀行」は4月1日より同行宛であれば振込手数料を無料にするなど手数料を大幅に改定する。このような動きが他行にまで広がれば、今後既存銀行が順位を上げる可能性も高い。

 
 コスト重視派ランキングは、前回に引き続き新生銀行が1位を獲得。コストまわりではパーフェクトのサービスを提供し、他行を大きく引き離す。
 2位以下も前回とほとんど変わらない。振込手数料で無料・割引となる銀行が少ないため、基本的にはATMの時間外手数料や他行ATM利用料の有無で差がつく。ただし、UFJ銀行インターネット支店はATM利用料に加えて振込手数料の優遇もあるため上位に入った。
 なお、決済ランキングの中でも少し触れたが、りそな銀行が4月より振込手数料を「同行宛無料・他行宛100円」にするなど手数料を大幅改定する。また、3月より「TIMO」(ティモ)というサービス優遇口座の取扱いを開始し、ATMの時間外手数料を無料化したため、次回ランキングでは上位に入る可能性が高い。

 資産運用ランキングでは、品揃えと資産運用に役立つシミュレーションツールが充実しているソニー銀行が前回同様1位となった。今回は特に外貨預金関連で高いポイントを獲得している。
 金利面では基本的にはネット専業銀行が高いため、円預金だけとれば、イーバンク銀行が普通・定期ともにトップでソニー銀行やジャパンネット銀行がそれに続く。しかし、ジャパンネット銀行やイーバンク銀行は外貨預金や投資信託などを扱わないため資産運用ランキングでは圏外となっている。
 とはいっても、何で運用するかはユーザーによってまちまちであるため、とりあえず金利の高い円預金に預けておきたい、という人にはネット専業銀行が選択性に入ってくるだろう。




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